スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

アフガニスタン戦争の記録

ホース・ソルジャー
 今回はこの本の書評を書きたい。

 2001年9月11日、同時多発テロが起きたとき自分が何をしていたか思い出せる人はどれだけいるのだろうか?それがしは今とは違う仕事で夜勤中だった。その時はニュース画像の意味がまるでわからなかった。翌日、新聞やニュース等で詳しくみて初めて事件の重大性を知った。あの瞬間、世界はこれまでのものとはまるで違うものに変わってしまったのだ・・・。

 本のタイトルは「ホース・ソルジャー」、米陸軍特殊部隊の派遣部隊がアフガニスタンで体験し、起こったことを様々な人物にインタビューすることで詳細にまとめた本だ。

 あのテロが起きた時、アフガニスタンでは同時に対ソ連軍の抵抗闘争を続けてきた北部同盟のマスード司令官もカメラマンをよそおったタリバンのテロにより爆死。マスード司令官は「アフガンの獅子」とも形容された優れた人物で、西側との太いパイプも持ち、アフガン国内で勢力を拡げつつあったタリバンとも根気強く戦っていた。敗勢の色が濃かったが・・。

 さて、本によるとアメリカの情報機関や軍はアル・カイーダの存在も事前に掴んでいたという。ということはあのテロも防ぐことが出来たのではないかと素朴な疑問を抱いたが、それは本題ではない。
 
 北部同盟の司令官の死により攻勢を強めるタリバンに対して北部同盟の残る有力者に協力してアフガニスタンに平和をもたらし、またアル・カイーダ捕縛を目的に陸軍特殊部隊のごく少数のチームが先遣隊として派遣された。ここで肝要なのはあくまでアフガニスタン人が主役でタリバン駆逐をすることであり、米軍兵士はあくまで黒子であることらしい。
 詳しいことは興味をもった人が実際に読んでいただきたいが、驚いたのはその過酷な環境と移動手段。アフガンは険しい山に囲まれた国であり、山から山、谷から谷へと馬やラバで人や物資を輸送しているのである。そのサマはかつてアレクサンドロス大王がアケメネス朝ペルシア帝国の残党を追っていった時や、大英帝国とロシア帝国が「グレート・ウォーズ」を展開していた時と21世紀の現代もかわらないようだ。
 具体的には馬に乗ったアフガン人兵士や米軍兵士が米空軍の空爆支援の下、銃を手に敵陣に突っ込んでいくという現代と中世が入り混じったような戦場であったらしいのだ。読んでいて唖然とした・・。
 
 話はタリバンから順次国土を解放していった後、捕虜にしたはずのタリバン軍兵士との激しい市街戦を展開し、先遣隊がいったんアメリカに引き返し、その後イラクで戦雲が巻き起こるところで終わっているが、平和な日本ではわからないことが起きていたのだと考えさせられた。
 もちろん、読む者により戦争の大義に疑問を感じる向きもあるだろうが虚心に読んでもいい1冊ではないだろうか?今や日本も周辺危機を真剣に考えなければいけない時代なのだ。美しい日本を守り、大和民族の繁栄を継続させる為にも隣の民族になど負けるわけにはいかない。
 かといって無闇に民族心を煽り立てるつもりはないが、「備えあれば憂いなし」ともいう。現政権では不安でたまらないが・・・。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

サムライ銅像研究会

Author:サムライ銅像研究会
歴史と銅像と芸術が大好きなあまり、日本各地を東奔西走する銅像・史蹟ハンターである。神出鬼没なため、脈絡無しのブログ更新を続ける。掟はただ一つ!「死して屍拾うものなし!」昔の時代劇の決め台詞だけどね・・皆さん、見てやあ!
 最近、キューピーに侍の装束を着用させる遊びをやっております。「武者ピー」と呼んで可愛がってやぁ~!以後は「キューピー甲冑師」とも名乗ります。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。