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鎌倉市が歴史ある地名の命名権を売り渡すことを反対する

 世間には「ネーミングライツ」ビジネスというものがある。球場やスポーツ施設、劇場に企業名を冠に被せることで収入を得て、それにより施設の運用にあてるというものだ。
 
 今朝、ニュースを聞いていると神奈川県の鎌倉市が市内の歴史ある海岸の「材木座海岸」「由比ガ浜」「腰越」のネーミングライツを売り渡し、それにより得た収入で毎年夏の海水浴場の運営費4,000万円の一部にあてようというものであった。
 海水浴場の運営が大変なのはわかる。税金からの持ち出しばかりでは市民からの不満も募ろうというものだ。だが、歴史ある地名をいじくり倒して収入を得ようという発想には反対である。
DSCF0220_1_20130414183821.jpg
 (腰越の小動(こゆるぎ)神社からの江の島眺望)

 材木座海岸からは数百の人馬の遺骨が発掘され、由比ガ浜では執権北条氏に対抗した多くの人々の血が流され、
腰越では源義経が無念の気持ちを抱えながら兄への手紙をしたためた場所・・・土地と地名には無数の人々の血と汗と涙が染み込んでいるのである。それを安易に目先の金のためにいじることには反対である。
 役人はどうも散文的で、地名というものを軽んじているとしか思えない。昭和には伝統ある街の町名を退屈なものに変え、平成には市町村大合併で伝統ある地名が飲み込まれ、今度は鎌倉で地名を私企業に売り渡そうとしている・・・私は声を大にして「反対!!」と唱えたい。海水浴場の運営が重荷ならそちらを一般企業に入札でもしてやらせればいいし、もっと知恵を絞る余地はたくさんあると思う。今回の事例が成功すると日本全国の地方自治体が真似をしかねない!!
 これを読んで共感してくれた人は鎌倉市に反対意見を送って欲しい。賛成の人もいるかもしれないが、それは個人の意見だから仕方ないことである。
 いずれにしても、自分たちが住んでいる土地の名前の成り立ちを一度ゆっくりと調べて味わいなおしてみると郷土への思いが深まると思う・・・。

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No title

地名のネーミングライツが売れるなんて、
それに驚きました。
しかも、歴史ある鎌倉が、それを売ろうとするとは、
そこもびっくり。
逆に良識ある企業が、鎌倉ならではの名前を守るため、
買ってくれないものかと思いました。

私もまったく

同意見です。
その土地の名前には、それ相当の由来があり、先人達の土地に対する思いが詰まっているものです。
行政というのはなんでも合理化優先で、歴史的な背景を無視してしまいがちですね。
歴史が一番大事だとは言いませんが、地方自治体が率先して郷土への愛着心を切り離してしまうような行為は、呆れるばかりです。

Re: No title

 こんばんわ。
 地元の会社が購入して守ってくれればいいのですが・・関係ない所からいきなり来て変な名前になるのが一番懸念しているケースです。鎌倉市民からも異論は起こると思いますが。

Re: 私もまったく

 こんばんわ。
 確かに歴史ばかりを大事にすればいいことでもありませんね。地元の人が自然に呼び習わしている地名を行政も大事にしてくれるといいのですが。彼らも鎌倉市民のはずですし。

No title

球場とか体育館など近代建物ならまあ、わかりますが、
地名はいけないですねー。ダメですよ、ダメです。
どうしてそういう発想になるのか・・・。
運営がうまくいかない海水浴場なら、正直「やめれば?」と思いますね。そっちのほうが合理的じゃないですか?需要が少ないのだから。

命名権

私には、命名権のほうがぴんとくるので、こちらを使わせてもらいますね。神奈川県人ですが、知りませんでした。

みなさんが言いつくしていますが、なんということでしょう。

鎌倉には文化人も多いし、世界遺産登録を目指しているから、反対運動が起こるんじゃないかしら。

町村合併にもあきれますね。ところで緑市とか桜市ってどこにあるか分かりますか?日本ならどこにもあてはまりそうな市の名前ですよね。

Re: No title

 こんばんわ。
 地名まで利用する発想はやめてほしいですよね。それにしても・・・海眺めたいですねぇ~。

Re: 命名権

 こんばんわ。
 緑市に桜市・・・没個性極まれりというところですね。センスのなさがひどすぎます。署名活動あるなら喜んで署名しますよ。

No title

小動神社に昨年連れて行ってもらいました。こちらは海の神様が祀られていて、毎年お祀りでおみこしが出るのだそうですね。江の島、江島神社の八幡神社からご神体が流れ着いたのがこの地で、江島を姫、子動を殿として毎年年に一度、腰越から江の島まで運ばれるのだとか。まるで織姫と彦星です。
町の経済状況が悪化し、権利の売買が始まったのでしょうね。商人としての着眼点は素晴らしいと思います(大半はリミット付ですし)。しかしそもそもの問題は町の歴史的名称すら身売りに出さねばならないほどに落ち込んだ現状ではないのかしら、などと素人の頭で考えたりします。

Re: No title

 こんにちわ。
 鎌倉市には事情があるのでしょうが、歴史的地名にどこぞの腐れ企業の名前がつくのは期間限定といえど口惜しく候・・・もっとも、海にいかない人間が口出しするのもおかしいのかもしれません。
プロフィール

サムライ銅像研究会

Author:サムライ銅像研究会
歴史と銅像と芸術が大好きなあまり、日本各地を東奔西走する銅像・史蹟ハンターである。神出鬼没なため、脈絡無しのブログ更新を続ける。掟はただ一つ!「死して屍拾うものなし!」昔の時代劇の決め台詞だけどね・・皆さん、見てやあ!
 最近、キューピーに侍の装束を着用させる遊びをやっております。「武者ピー」と呼んで可愛がってやぁ~!以後は「キューピー甲冑師」とも名乗ります。

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