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「平家物語」悲劇の美少年~敦盛と直実~

 源氏の武者ピーばかり増えているので「困ったもんだ」と思いつつ、「平家物語」の朗読CD(俳優の平幹次郎氏が朗読)を何回となく聞いていると・・・
  「やっぱり平家はあいつから造るしかないか・・」ということで。
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 何これ?舞台をこしらえました。背景は青空と右に松ノ木、足元は左が波打つ海と右が砂浜・・・
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 じゃじゃん!「平家物語」の名場面『敦盛最期』!!

 京都で暴れまわっていた木曾義仲を退治した源範頼・義経らは余勢を駆って一の谷の城砦に立て篭もっていた平家軍に総攻撃をかけました。源範頼率いる正規軍は正門から攻撃をかけ、多大な犠牲を払いつつもちょっとずつ前進・・その間、源義経は少数の奇襲部隊を率いて六甲山地を駆け抜け、平家軍をはるかに見おろす断崖にでました。
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 義経ピー「皆のもの!鹿すら崖を降りられるのだ。われ等に出来ぬわけはない!」というや自ら馬の手綱を握って馬を駆け下ろさせました。他の坂東武者は躊躇しつつも義経に続いていきました。
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 ま、馬を背負って降りる怪物のような坂東武者もいましたが・・・。

 たまらないのは平家です。今まで正門での戦いをほぼ互角に繰り広げてきたのに、後ろから嵐のような坂東武者の突撃をくらったのです。これにはたまらずに、平家方は崩れたち、我先にと海上の船に逃れていきます。あまりにも大勢の武者がとりつくので沈んでしまう船もでたほど・・。

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 武蔵国に所領をもつ坂東武者・熊谷直実は3人の息子共々、正門の攻撃軍に加わり、危うく討ち死にしそうになりながら平家軍と激闘を繰り広げていましたが、突然、平家軍からの圧力が弱まりました。見れば平家方の武者が逃げていくではありませんか!
 直実ピー「おのれ、汚し!取って返して戦え!」直実は傷ついた嫡男の直家を残る2人の息子に任せてなおも突き進みます。すると・・白馬にのり、大将軍のような立派な大鎧を着た武者が海に入っていくではありませんか。
 直実ピー「やあ!よき敵見つけたり!我といざ戦わん!」と直実が扇をかざしながら呼びかけると、白馬に乗った武者はやや躊躇しつつも引き返してきました。二人とも矢を討ちつくし、刀もささらのようにぼろぼろなので両手を頭上にさしあげ、やおら馬上での組討が始まりました。
 が・・直実が「おや?」と思うほど相手の武者は力弱く、あっというまに二人とも馬から落ち、直実は相手を組み敷いて兜を剥ぎ取りました。すると・・
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 相手は自分の息子と同じ年頃の若武者。小刀を相手の首筋にあてて尋ねました。
 直実ピー  「さぞや名のある武者と見覚え申し候。名をばうけたまわりたし」
 謎の武者ピー「名乗る程の者にもあらじ。我が首を取った後に誰かに聞くとよい・・」と目を閉じてしまいました。さすがの荒武者・直実もまるで息子を組み伏せているようで、命を奪うのを躊躇いました。
 直実ピー(わしが見逃してしまえばこの若武者は逃れられるだろうか・・)と思いましたが、その時、背後から激しい馬蹄の轟きを耳にしました。振り返ると、梶原や三浦など味方が駆けつけてきてしまいました。
 直実ピー(わしが見逃しても、他の武者に討ち取られてしまうに違いない・・ならばわしが首とって、この者の後生を祈るとしよう・・)直実はこみ上げるものを飲み下して若武者の首を挙げました。
 後に直実が首の名を聞くと、平清盛の末弟・平敦盛であったとのこと。敦盛が戦場にも携行していた笛を土地の寺である須磨寺に納めました。直実は跡を直家に譲った跡、浄土宗の法然に弟子入りして敦盛の菩提を篤く弔ったそうです・・・。

 聞くも涙、語るも涙の『敦盛最期』の概要です。今回は悲しい主人公でしたね。敵味方とも武者とは厳しきものなり・・・それはさておき、敦盛ピー、作者自身が驚くほどの美少年に仕上がってしまいました。
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 直垂も大鎧もとにかく華やかなものに心がけました。
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 髪も長めでサラサラ!

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 対する直実ピーはむさくるしく・・このお話の時、直実は42~3、敦盛は16~7、直実は歴戦の荒武者で男盛りだから公達育ちの敦盛君ではかなわなかったでしょうね。
 この敦盛君、すでに嫁御料を迎えていたそうで、公家の姫御前「玉織姫」という方がいたそうです。広島県の備北・庄原には現在も「玉織姫」の墓が地元の人に手厚く守られているそうです。また民謡「敦盛さん」やその民謡を基にした踊りもあるそうです。

 武者ピー界に新たなアイドルが誕生してしまいました。静御前ピーはどう考えておられるでしょう?
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 静御前ピー「べ・・別に・・どうだっていいわよ。大体あのこ男の子でしょ!関係ないじゃない!」
 義経ピー 「吉野での別れでもあいつあんなに動揺してなかったぞ・・」
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 巴御前の髪も直しました。
 巴御前ピー「わらわはどうだってよい。早く(木曽)義仲さまを造ってもらえれば文句はない。それより敦盛をねっとりと見つめる武者ピーがおおいようじゃな・・」
 昔は『衆道(男色)は武者のたしなみ』なんていわれていた時代もありましたから・・現在造られている武者ピーの中にも男も女も両方イケタ口の方がいますねぇ・・・。

 とまあオチがついた所で・・。

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 武者ピーをすこしでも広めるため、フェイスブックに参加しました。「近葉尚吾」で検索してみてください。
 「クリエイターズバンク」にも登録しました。「キューピー甲冑師」と名乗っております。
 迷惑メールは勘弁してください・・。
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 敦盛ピー「じゃ、またね!」
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No title

えぇ~~~!?!? スゴッ。。。
舞台背景ができましたね。
サムライ銅像研究会さんは、いったい何者なんでしょうか。
私の個人的観測ですが、今後きっとこの武者ピーちゃん達を動かして
動画で見せてくれるようになるんでしょうか。

私の期待的予想は妄想として膨らむばかりです(笑)

No title

1枚目・2枚目いいですね!
なんか影もちょうどいい効果になっている気がしますよ。
なんか、この調子で絵本チックなものが出来そう~☆
今年はキューピー甲冑師として、発展を遂げそうな予感ですね!

Re: No title

 こんばんわ。
 お褒め頂き光栄にて候。私自身はつまらない男ですよ。実にね・・。ただ歴史や銅像、武者ピーに向ける情熱は必要以上。
 テレビや映画見なくなったのでね・・動く映画で見てしまうと人間の想像力の躍動を制限してしまうので、画像が今のところ「武者ピー世界」の限界ですかね。まあ、気がまたすぐ変わるかもしれませんが。

Re: No title

 こんばんわ。
 武者ピーの世界を発展させられるといいんですが。まあ、模索の年になりますかね。絵本は面白そうですね。

敦盛と直実

平家物語(もちろん原文ではないですよ)を読んだことがあるので、せりふが、す~と頭に入ってきました。

最後の写真、振り返った敦盛ピーもことのほか、美少年ですね。ゾクゾク。

そういえば、一騎打ちの場や鵯越の場を訪れたことを次に書いています。読んでくださいね

http://www1.tmtv.ne.jp/~hsh/NW31-kiyomori2.htm

Re: 敦盛と直実

 こんばんわ。
 物語がすっと入っていったというのは嬉しいです。歴史を活字で理解できる方は限られてきますから、武者ピーであれ、アニメであれ、歴史をいかにわかってもらうかが陰のテーマでもあるので。
 武者ピーで絵本でも作りましょうか・・・。

No title

祝☆クリエイターズバンク登録!
たくさんの人に見てもらうのは、
とてもいいことだと思います♪
ますますのご発展を☆☆☆

Re: No title

 こんにちわ。
 とりあえず登録してみました。武者ピー自体、造り始めて3~4ヶ月ですが、とにかく見てもらうことだと思いまして。今年は模索の年になるかもしれません。

一の谷の…

『青葉の笛』を思いだし思わず涙。
CREATORS BANKで拝見しました。

遠い祖先が東北の「根子」なので
とても親近感があります。

Re: 一の谷の…

 こんにちわ。
 秋田県の伝統芸能「根子番楽」を初めて知りました。Youtubeで「鞍馬」や「曽我兄弟」の動画も拝見しました。リズミカルな音楽に動きの早い踊りは、現代人が見ても面白いものですね。感動しました。これは牛若丸と弁慶の五条大橋を武者ピー化しないと・・また伝統芸能に目を向けさせていただきありがとうございます。武者ピーの指針ともなりますね。
 「青葉の笛」という歌も初めて聞きました。倍賞千恵子さんがそんな歌を歌っていたんですね。
プロフィール

サムライ銅像研究会

Author:サムライ銅像研究会
歴史と銅像と芸術が大好きなあまり、日本各地を東奔西走する銅像・史蹟ハンターである。神出鬼没なため、脈絡無しのブログ更新を続ける。掟はただ一つ!「死して屍拾うものなし!」昔の時代劇の決め台詞だけどね・・皆さん、見てやあ!
 最近、キューピーに侍の装束を着用させる遊びをやっております。「武者ピー」と呼んで可愛がってやぁ~!以後は「キューピー甲冑師」とも名乗ります。

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