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国展~国立新美術館にて~

 黄金週間の最終日、それがしは六本木の国立新美術館にいた。現在も開催中の「国展」が5月6日に限り無料で入場可能とのこと・・・これは行かずばなるまいて・・という訳でいつもの如く、気に入ったものを紹介していきます。といっても、国展は絵画・版画・彫刻・工芸・写真の5部門にわかれているので、何回かに分けて紹介したい。まあ、写真はしないけど。写真をまた撮って紹介というのも変だしね。

 今回は絵画部門です。
国展ポスター
 美術館の入り口に掲げられていたポスターです。梅原龍三郎や棟方志功もいたんですね。

巨匠達の眼差し
 入り口を入ると・・巨匠達の眼差しに出迎えられて、思わずたじろいでしまいます。

Specimen A・B
 「Specimen A・B」花田勝太郎さん
 2枚の大きなキャンバスで構成されている画です。どこか広大な平原の一角から空に広がる雲を見上げるような気分になりますね。

海辺のオーケストラ
 「海辺のオーケストラ」佐々木豊さん
 これは細部を良く見ると、遠い地平に炎が燃え盛っていたり、海の上で人々が助けを求めていたり、オーケストラの中にもライフジャケットを着けている人がいます。当然ながら、東日本大震災の影響を受けた作品でしょうね。こちら以外にもそのような作品は多数ありましたが、こちらの作品が一番印象に残りました。

NUDE
 「NUDE」森本草介さん
 森本さんはすでに有名な画家で、個展を開いたり、画集を出版されていたり、千葉県のホキ美術館(写実画専門美術館)に多くの作品が収蔵されています。
 この方、女性の後ろ姿好きですね。背中フェチ?それがしも嫌いじゃないけどさ・・。

悲壮曲・鎮魂曲
 「悲壮曲・鎮魂曲」御手洗賢司さん
 仏様がコントラバスやウッドベースを弾いていますね。その周りの光の塊りは、体を丸めた赤子のようであったり、手足を広げた人のようであったり・・これもまた震災の影響をうけた作品です。これを見ながらじっと立っていると、胸の奥からこみ上げるものがありました。まさに宗教画といっていいのでしょうね。

地にいるものたち
 「地にあるものたち」高橋靖夫さん
 一見、棟方志功の版画のようですが、洋画です。梅原龍三郎のような、片岡珠子のような強烈なタッチですね。見るものをグイと引き寄せます。

祇王寺の春
 「祇王寺の春」大和昭治さん
 祇王寺ってどこのお寺ですかね?それにしてもこの単純化・・ここまでくると面白いです。地を緑一色にするとは・・潔いというか面白いというか・・写真ではできんなぁ・・・。

桜島2012
 「桜島2012」祖父江弘幸さん
 桜島を主人公に真っ赤に、鮮烈に描いていますね。先年、鹿児島に訪れた時を思い出しました。
鹿児島中央駅からの桜島
 こちらは鹿児島中央駅の新幹線ホームから撮った桜島です。町中に灰が降り積もっていて、驚いたものです。

対照的な2枚
 左「なにが真実か」浅野アキラさん
 右「エチェガライ通りのアトリエで」西川正恒さん
 これらは対照的な展示だったので紹介します。それぞれ別の作家の作品ですが、セットで見ると・・面白いなあ。こんな展示にした人は何を思ってやったのでしょうか?

Galaxy Express
 「Galaxy Express」高木美希さん
 なんとキュートでポップな作品でしょう!女の子が喜びそうな作品ですね。サンリオあたりがグッズ化したら売れそうですね。

放射能ガ降ル
 「放射能ガ降ル」岩田満穂さん
 これは強烈な1枚です。東京電力の偉いどもはこれを見せてやりたい。勝○とかな!体面ばかり重んじて、必要な時に国などに助けを求めずにあんな事態を引き起こして・・しかも平然と電力値上げを申請するとは・・・彼奴らには恥の意識がないと見える。

どうなっているのよ!!
 「どうなっているのよ!!」深沢弘昭さん
 先の1枚とセットで東京電力本社のロビーに飾り付けて、役員連中は毎日これを眺めるべきだ。強烈な画です。赤で怒りの感情をストレートに表していて。永田町や霞ヶ関にも飾るべきだな。

 今回はここまで。次回は彫刻編などお送りしましょう。

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非公開コメント

No title

こんばんわ~
森本草介の作品が展示してたんですね。行っとけばよかったです。

No title

ポスターの「今、私がここにいます」の言葉、うまいですね。
芸術を志す者たちの多くは、
龍三郎や志功に並ぶどころか、
それを超えると思い込んでたりしますので、
出品願望がぐんと高まることでしょう。

作品としては「どうなっているのよ!!」がとても面白いと思いました。

Re: No title

 こんばんわ。
 私も森本さんの作品が見られるとは思ってもいませんでした。得しました。

Re: No title

 こんばんわ。
 キャッチコピーが秀逸ですね。出品者は「私の作品を見て」と思いながら、見学者は「私も見に来ました」なんて両方の視点でいけますね。

 「どうなっているのよ!!」は印象深い作品でした。絵本の表紙になりそう。

No title

どれもこれも素敵な絵ですね~。
でも、やっぱりラストの絵は強烈ですね。
本当に東電や国会にも飾りたいくらい。

それにしても巨匠はみんなメガネなんですね。
やっぱり細かい作業とかしてると、視力落ちるのかな・・・。

巨匠たちのまなざし

巨匠たちのまなざし

凄味がありますね。この方たちのまなざし。

祇王寺は京都の嵯峨野にある小さな寺ですよ

平家物語にでてきます

たしか清盛に捨てられて、尼になった姉妹が住んだ寺だっと思います

No title

今私がここにいます、って、なるほど、
みちこさんのコメント拝見して、納得。
そうでなければ、画壇には出られないですね。
私は雲のような花のような作品、そして、背中が好きです。
そういえば、自分が前にいいなあ、と思ったのも、
ダンサーの背中でした。フェチじゃないんですけど(^_^;)

Re: No title

 こんばんわ。
 「どうなってるの!!」人気です。強烈な画ですからね。巨匠の眼差しは強烈でした。

Re: 巨匠たちのまなざし

 こんばんわ。
 清盛の情婦の寺だったんですか・・知りませんでした。

 巨匠達の眼差しの先に多くの芸術がうまれていったのでしょうな。

Re: No title

 こんばんわ。
 最初の画がお好みですか。人により、好きな絵は違いがあるもんなんですね。

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このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: ありがとうございます

 はじめまして、こんばんわ。
 おお!作者の方からコメントを頂けるとは・・・驚きました。喜んでいただけてこちらも嬉しいです。あの絵好きですよ。これからも頑張ってください。
プロフィール

サムライ銅像研究会

Author:サムライ銅像研究会
歴史と銅像と芸術が大好きなあまり、日本各地を東奔西走する銅像・史蹟ハンターである。神出鬼没なため、脈絡無しのブログ更新を続ける。掟はただ一つ!「死して屍拾うものなし!」昔の時代劇の決め台詞だけどね・・皆さん、見てやあ!
 最近、キューピーに侍の装束を着用させる遊びをやっております。「武者ピー」と呼んで可愛がってやぁ~!以後は「キューピー甲冑師」とも名乗ります。

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