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正月に読んだ本

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 正月といえば初詣に、お節に、だらだらテレビ見たりと皆さん似たような過ごし方をされていると思うが、読書もその一つだと思う。それがしは年末に「あれ読もう、これ読もう」と何冊も用意するのだが、ついついだらだらとしてしまい、思ったほど読めないのもまた事実。
 そんな中で唯一読み通した本を紹介しよう。

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  「蜩(ひぐらし)ノ記」 著:葉室麟 祥伝社
 舞台は江戸時代後期の九州のとある藩。恐らく架空の大名家。お城でささいなことから刃傷沙汰を起こした若き侍である檀野庄三郎は、本来なら切腹しなければいけないところを藩政を司る家老・中根兵衛門により助命された。
 その代わりに中根の領地にある向山村に逼塞しているかつての郡代代官・戸田秋谷(しゅうこく)と共に幕府に提出しなければいけない藩史を纏めるという仕事をおおせつかった。一見、たいしたことのない仕事に思えたが、戸田は藩史の完成と共に切腹を命じられている身であり、庄三郎は戸田が逃亡を図った折に斬殺することを命じられていた・・・。

 なんとも謎めいたストーリーであり、謎解きの要素を持ちつつも正統派の時代小説であり、武士のあるべき姿を迫真の筆致により活写した近年まれに見る時代小説である。
 読了した後はすがすがしい感動に包まれており、しばらくその余韻に浸っていた。この程度の感想では伝えきれず、実にもどかしい。一人でも多くの人に読んでほしい。

 小説の中の家老・中根兵衛門を読んでいる時、どうしても民主党の政治家・小沢一郎がよぎってしょうがなかった。その家老が小沢そっくりというのではない。個人の勝手な連想だが、小沢氏の行動には疑問を持たざるをえない。
 考えてもみられよ。大地震後に被災地に小沢氏は乗り込んだか?年末にやっと岩手県の地元に帰ったようだ。それも今年、解散総選挙の目が出てきたからではないか!大坂市長・橋本徹氏が東京にあいさつ廻りをした時は笑顔で迎え入れていたのに。小沢氏の帰郷をを伝えるニュースを聞いた岩手県の避難住宅に住む人が「震災後の大変な状況を小沢さんに見て欲しかった・・」と寂しそうに苦笑していたインタビューが忘れられない。
 小説の中で、家老・中根も「人の痛みがわからない人間に政治が司れるのか!」と非難されていた。

 実際に読んだ方がまた考えて欲しい。
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No title

緊張感ある関係の二人ですね。
分かります、積読の本。
山のようにありますもん・・・。
小沢氏については、あけぼうも疑問です。
山形県民はそれでもまた彼に一票を投じるのだろうか・・・。

Re: No title

 こんにちわ。
 のっけから緊張感のある描写にひきずりこまれるように読了してしまいました。面白い本でしたよ。あまり本の紹介などしないのですが、「蜩ノ記」は紹介しなければ!という気持ちに駆られました。

 小沢氏の去就は見守っていくしかないですが、どこに住んでいようとも投票権は大切に使っていきたいですね。

No title

おはようございます。
紹介いただいた本を読んでみようと思います。
おもしろそうですね。

Re: No title

 こんにちわ。
 本を紹介することはとても難しいですが、一人でも「読みたい」と思わせることが出来れば成功です。読んでからの感想は皆さん違うと思います。

No title

こんにちは。
直木賞とりましたね。
こちらの記事を拝読し、サムライ様の書かれたレビューに感動してしまい是非とも読んでみたいと思いました。
ハードカバーだったので文庫になるか、ア○ゾンで安い中古が出たら買おうとしていたら直木賞!
文庫になるのを待てそうもありませんですわ。

Re: No title

 こんばんわ。
 驚きました!読んで間もないのに「蜩ノ記」が直木賞!!しびれましたね。文学賞は私の読書基準になるわけではないですが、読んだものが有名な賞をとるというのはわが事のように嬉しいですね。レビューが間に合ってよかったと思います。一度読み始めたら、面白くてとじる暇がないまま数時間で読み終えてしまいました。

 葉室先生の作品では他に「秋月記」「乾山晩愁」「橘花抄」「刀伊入寇」など面白いですね。最近久しぶりに読みまくっている作家さんです。

ラジオドラマ

「蜩ノ記」がラジオドラマで放送されます。
NHKFM青春アドベンチャー6月18日から全10話です。

Re: ラジオドラマ

 はじめまして、こんばんわ。
 どなたか存じませんが「蜩ノ記」がラジオでやるということを教えて頂きましてありがとうございました。よく声優さんやらがやっているやつですな。時代小説もやるんですね。
プロフィール

サムライ銅像研究会

Author:サムライ銅像研究会
歴史と銅像と芸術が大好きなあまり、日本各地を東奔西走する銅像・史蹟ハンターである。神出鬼没なため、脈絡無しのブログ更新を続ける。掟はただ一つ!「死して屍拾うものなし!」昔の時代劇の決め台詞だけどね・・皆さん、見てやあ!
 最近、キューピーに侍の装束を着用させる遊びをやっております。「武者ピー」と呼んで可愛がってやぁ~!以後は「キューピー甲冑師」とも名乗ります。

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