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第43回日展を見に行く~鎮魂の祈りを抱きながら~

 芸術の秋!今年も日本美術展覧会、通称「日展」が開催される時期がやってきた。という訳で行ってきたので速報をお送りしよう。
新国立美術館
 六本木の新国立美術館。
日展ポスター
 「この国の美をみる」・・高い志である。それだけに見るものも心身共に準備して見に行きたかった・・が若干風邪気味であったのがうらめしい。
 実際、考えてもみられよ。日本画・洋画・工芸品・彫刻と日本全国から作家さん達の「一球入魂」な作品が数百点集まっているのだ。しばしば休憩をいれながらでないととてもではないがみることなどできない。明るい照明のなか、色彩の乱舞とでもいうべき絵画は気をいれて見ていると視覚から疲れてくる。
 さらに当方はたった一人で作家の魂がこもった作品数百点とまさに「対決」する心持でみるのだ・・帰ってから疲れきってすぐに寝てしまった。

 というのはそれがし1人くらいかもしれない。他の方々はいたって気楽に見ていたようだ。皆さんも気楽に見に行って欲しい。詳しくは日展のホームページを参照してほしいが、年内は六本木の新国立美術館で開催しており、その後、1年かけて全国を巡っていく。是非、見に行って欲しい!

 今年の傾向として、やはり東日本大震災の後だけに鎮魂と復興をいのる作品が数点見ることが出来た。今回はまずそれらを見ていただこう。

それでも大地は甦る
 「それでも大地は甦る」伊勢崎勝人さん作 宮城
  何も言葉はいらないだろう。

路1
路2
 「路」鷺悦太郎さん作 岩手
  女性の悲しげな表情と背後の荒れ果てた光景に嗚咽をもらしてしまった・・それでも立ち上がらなければならない。

みちのく見舞う八女津姫
 「みちのく見舞う八女津姫」吉田民尚さん作 東京
  福岡県八女市に八女津媛神社があり、日本書紀にも書かれているようだ。西国の神様がみちのくを見舞ってくださっている絵ですね。

鎮魂(鬼剣舞)
 「鎮魂(鬼剣舞)」志賀一男さん作 宮城
  これもまた祈りの絵ですね。鬼の剣舞は何に対する怒りなのだろうか?

白-03・11
 「白-03・11」岩田壮平さん作 東京
  写真では真っ白いキャンバスにしかみえないが、地震や津波による廃墟をフィルムで写して、それを真っ白いまま描いた・・確認してはいないが・・とでもいえばいいか?カラーでは悲惨すぎて見ていられない絵です。

 とても重い絵が続いたので、今回の最後に癒しの絵を紹介しよう。
ケシ不動二童子図1
 「ケシ不動二童子図」間瀬静江 神奈川
  真っ赤なケシの花を不動明王に見立てて、さらに明王の両脇に立つ「コンガラ」童子と「セイタカ」童子を二人の女の子に見立てた絵だ。可憐な少女の絵に癒しを感じて欲しい。
ケシ不動二童子図2
ケシ不動二童子図3
 
 今回はこれまで。次回はもっと気楽な絵を紹介しよう。彫刻は・・さらに次になる。


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No title

こんばんは。

なんとも複雑な心境になってしまいます。
この頃、会話の中に震災の事があがらなくなっています。
まだ、8ヶ月しかたってないのに・・・

人ってホント忘れる生き物・・・なんだな~

No title

胸にせまるような作品たち!
言葉では表現できない気持ちを、
こうして芸術で表現できるって素晴らしいですね…。

Re: No title

 こんばんわ。
 いやあ~、その通り。過ぎ去る日々に疎くなりやすいのは人の性とはいえ、日本人は忘れんぼうの傾向が強いです。まだまだ現地で苦労されている方々が多いということを忘れずに、変な風評に左右されないように過ごしたいものです。

Re: No title

 こんばんわ。
 現地の方々はまだ芸術で癒される段階とはほど遠い方も多いかもしれませんが、いつかこれらの絵画が人々の悲しみを癒す日々がくることを信じたいですね。
 津波に襲われたある村では、亡くなった人々を弔うために石像が建てられたところもあるそうです。芸術は偉大な力を持っているもの・・これらの絵画が多くの日本人の目に触れることを願いたいものです。

路というタイトルの絵、よくもこんなに上手に悲しみの表情を描けますねえ。

私は9月に現地に行ってきたので、半年たってもこのありさまに、言葉もありませんでした。

私は、まだまだ忘れていません。よい展覧会を紹介してくれてありがとう。

Re: 路

 こんばんわ。
 とても哀しい表情の絵ですね。言葉もございません。新聞もテレビも悲しみを乗り越えるべくあんな素晴らしい芸術作品を描いている人がいるのに、それを伝えもせずにどうしようもないバラエティ番組ばかり流しているとは・・・理解しがたいことです。
プロフィール

サムライ銅像研究会

Author:サムライ銅像研究会
歴史と銅像と芸術が大好きなあまり、日本各地を東奔西走する銅像・史蹟ハンターである。神出鬼没なため、脈絡無しのブログ更新を続ける。掟はただ一つ!「死して屍拾うものなし!」昔の時代劇の決め台詞だけどね・・皆さん、見てやあ!
 最近、キューピーに侍の装束を着用させる遊びをやっております。「武者ピー」と呼んで可愛がってやぁ~!以後は「キューピー甲冑師」とも名乗ります。

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