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武蔵の国・鉢形城探訪記・前編

 前回はあまり書きなれない小説など書いてしまったが、コメントを頂いた皆様には思わぬお褒めの言葉など頂き、誠に感謝。どなたか道灌公と紅扇のイラストなんて描いてくれないだろうか?銅像写真もいいが、イラスト付だとより映える・・変な欲がでたようだ。

 さて、今回は武蔵の国(今の東京都埼玉県)の西部奥地にある鉢形城である。築城者に関しては・・はっきりしない。伝承では平将門の弟が拠点を置いたともいうが不明。記録上ででてくるのは、文明8(1476)年に太田道灌公の従兄弟の長尾景春が上杉家に反乱をおこした時に「鉢形城に拠った」とでてくるのが最初。この「拠った」がくせもの。「造った」なら景春が最初ということになるが、「拠った」となるとすでに何かしら設備があったところを直して使った・・という解釈もありうるからだ。まあ、考古学者の実証的な発掘調査を待ちたい。
 その反乱の後は長く放置されていたが、小田原北条の勢力がこの地に及んでくる時に北条氏康の三男・氏邦が居城として大規模に改修工事を行った。その時に改造されまくったので、室町の頃の遺構は無理かな・・。

 まずはJR中野駅に向かい、そこから中央線快速の八王子行きへ、八王子で八高線(八王子ー高崎間)で一気に・・というわけにはいかない。まずは高麗川まで。ここまでは順調なのだが、この先北上する路線は一時間に一本ペース・・30分菓子パン食べながら待ちぼうけです。そこから折原まで。
鉢形全体図
 通常、鉢形城に行く時は寄居でおりるのだが、一つ前の折原で降りたのは山の上から撮り下ろしたかったからだ。車内には他にも鉢形城の絵図面をもっている人がいたが、降りたのはそれがし一人のみ。まじ?

折原駅
 というわけで到着しました、折原駅!さすがここまでくると無人駅です。

折原の石仏
 駅前の石仏に道中の安全を祈願。ここで上の地図を見て頂きたいが、今回のルートを黒いサインペンでひいてみた。赤く斜線をひいているのが目標の鉢形城だ。その前に駅前の車山にのぼろう。

車山
 このきれいな三角形型の山が車山です。特に案内もないので、駅前で休憩していた地元のおじさんに聞いてみると、すこし先の道を左にいって徐々に登っていくと山道の看板があるよ、と大雑把に教えてくれた。
 あの山に何かあるの?と聞かれたので、豊臣秀吉の北条征伐の折に徳川家康の部将・本多忠勝が陣地を置いて、そこから大砲をぶっ放して城方を驚かせたんですよ、と教えてあげると知らなかっただって。まあ、そんなものかな。おじさんの気をつけてねの声を後に山に向かいます。

トトロの道?
 なんでもないのぼり道を行くと徐々に・・いえ、いきなりこんな凄い道がでてきます。まるでジブリアニメの「トトロ」がでてきそうな道ですね。両脇の竹がたわんでこんなトンネル状になっているんですね。子供連れできたら大興奮間違いないですよ。そんなトンネルを抜けると・・
険しい車山参道
 あいにくとおじさんにはトトロは出てくれないみたいです。汚れちまったからねぇ・・色々と。ま、小学生高学年くらいでないと危ない山道かもしれません。200メートルくらいしかないんだけどねえ。

 登ること30分・・
車山山頂
 登頂成功です!黄色方向が鉢形、黒方向が折原駅です。あー、鉢形方向は木が生い茂っていて無理ですね。折原方向は・・
頂上から折原方向
 こんな感じ・・絶景はまだですね。

車山地図アップ
 向うはゴルフコースでした。

 また30分くらいかけて反対側に降りて振り返ると・・
車山全体像
 いくつもの峰が連なったのが車山です。登ったのは左端ですね。山頂に大砲を上げたというのは・・伝説かもしれませんね。

 地図を見ながら城にむかいますが、畑や宅地ばかりで迷いそうになりながら・・
鉢形城図
 ここで鉢形城全体図を見て頂きましょう。今回巡るのはカ~サの辺りです。

諏訪神社へと・・
 お城の端っこの諏訪神社が見えてきましたね。お参りしていきましょう。

諏訪神社の堀と土塁
 鳥居を潜ると社殿のあるところが高くなっていますね。階段を上ると・・
諏訪神社の土橋と堀
 土橋と堀のような造りですね。
鉢形城説明板
 ほうほう・・。
諏訪神社拝殿
 お参りしていきましょう。
諏訪神社説明板
 やはり神社は館跡でしたか。

 神社の後ろを見ると・・
諏訪神社の裏の土手
 やはり土手がありましたね。神社を後にして行くと・・

秩父曲輪の門
 青空に復元した門が映えますね。この門を潜ると三の曲輪(くるわ)です。別名、秩父曲輪ともいいます。
四脚門・セピア
 セピア色で撮ると新しい門も時代がかって見えてきます。

 門を潜ると・・
秩父曲輪全体
 ちょっと整備されすぎですね。黄色い矢印方向に行きます。
 
 矢印通りに行く前に、突き当たりまでいくと・・
寄居町方向
 寄居町方向です。絶景ですね。

 地図上のキとカの間の馬出(うまだし)門にいきましょう。
馬出
 右の木の橋を敵が渡ろうとすると、左の盛り土のあたりから攻撃されます。
馬出図
 こんな風な図です。

二の曲輪方向
 手前からこれから向かう二の曲輪方向を見ます。
三と二の曲輪の間
 向こう側がすこし低くなっていますね。

馬出から三の曲輪方向
 馬出から来た方向を振り返ります。

三と二の間の空堀の深さ
 堀の下から見ると深いですね。

 二の曲輪方向に行くと、
城山稲荷
 城山稲荷が出迎えてくれます。ここでも参拝。

二の曲輪から見た馬出方向
 二の曲輪方向から馬出を振り返ります。南下していくと・・
空堀の大きさ
 大きい空堀ですね。
夏空や・・
 夏空が美しいですね。

三や二の曲輪
 今回歩き回った範囲です。

深沢川1
深沢川2
 本丸部分との間には深沢川がながれています。今回は川の涼しげな画像で終わりです。

 では、また次回!
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はじめまして。

はじめまして、チョット前に十三人の刺客を見て、読んでとてもこの話の虜になってネットで検索してたらコチラに辿り着きました。
そしてそれが実家の近くと分かり、実家に帰った際に絶対寄ろう!と思い、昨日行ってきました。それまでは携帯で観ていたのできづかなかったのですが、選んでいたテンプレートも同じで驚きました。笑
いや~本当に『言成不動尊』に行く事が出来て嬉しかったです。ありがとうございました。

No title

イラスト、ぜひやらせていただきたいのですが、
資料集めからはじめないといけないので、少々お待ちください。
もしサムライ銅像研究会さんが
お気に召すようなイラストが描けたあかつきには、
竹のトンネルの画像をキャンバスに描きおこすことを
お許しいただけると嬉しいです☆

Re: はじめまして。

 はじめまして、こんばんわ。
 それがしのブログが役にたってよかったです。あれから中世史にずっぽりなので言成地蔵尊についてはぜんぜん調査していないので恐縮です。

 ご実家が三島とはうらやましいですね。清流・柿田川に美味しいウナギ・・三島大社もいい雰囲気でけっこうな所じゃないですか。地元の歴史などこれをきっかけに調べると色々楽しいですよ。

 それでは・・。

Re: No title

 こんばんわ。

 やあ!プロのアーティストになんてもったいないやらうれしいやら・・手弁当ですが構いませんか?資長の装束に関しては朝倉文夫先生の銅像が詳しいのでブログにのっけましょうか?

 資長や紅扇については読まれる方の数だけイメージがあると思うので何も指定はございません。ほんとに気軽な気持ちで「描いて!」なんて書いてしまったので、申し訳なく思います。今のところ、みちこ殿お一人ですが、他にももうしでていただければ、纏めて小説といっしょにブログにアップしたいと思います。

 背景などもお任せいたします。申し出だけでももったいない話です。ありがとうございます。

鉢形城

名前も聞いたことのない城でしたが、説明もあって、保存されているのですね。戦国時代に、関東武者が駆け回った光景が浮かんできます。

埼玉県寄居町という言葉はよく聞きますけどね。

それにしても、イラストを描いてくれる方がいて良かったですねえ。

完成が楽しみ。小説に華が添えられますね。

そういえば夫の実家は三島。彼に言わせれば「三島でウナギがとれるなと聞いたことない。いつから名物になったんだろう」と不思議がっていますよ。

Re: 鉢形城

 こんにちわ。
 大自然あふれる城址公園でした。白亜の天守そびえる巨城もいいですが、草生い茂る山城が詩情はわきやすいですね。

 イラスト描いていただける方がいて私も嬉しいです。プロのアーティストなんで恐縮しきりですが、完成が待ち遠しいですね。読んで頂ける人の数だけイメージがありますから完全にお任せしている状態です。

 三島のウナギ弁当は美味しいので産地かと思っていましたが違うんですか?確かに柿田川みたいな清流にはうなぎは住みずらそうですね。産地が気になってきました。
プロフィール

サムライ銅像研究会

Author:サムライ銅像研究会
歴史と銅像と芸術が大好きなあまり、日本各地を東奔西走する銅像・史蹟ハンターである。神出鬼没なため、脈絡無しのブログ更新を続ける。掟はただ一つ!「死して屍拾うものなし!」昔の時代劇の決め台詞だけどね・・皆さん、見てやあ!
 最近、キューピーに侍の装束を着用させる遊びをやっております。「武者ピー」と呼んで可愛がってやぁ~!以後は「キューピー甲冑師」とも名乗ります。

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