スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

熊本城~近代戦争を経験した戦国の城~

 昨今「お城ブーム」であるという。そういえば歌舞伎役者や芸人がお城番組の司会を務めたり、落語家がお城のエッセイを書いていたりとお城に注目が集まっているようだ。結構なことではないか。
 だがそんな番組を見ていても、お城がいかに敵からの攻撃に対して考え抜かれた構造であることをうたうばかりでそんな情報は自習でわかる範囲だろうというものばかり。大体、「鳥羽伏見の戦い」で負けた幕府軍にいた新撰組副長・土方歳三が「これからは刀や槍で戦う時代じゃない」と書き送っている。
 しかるにそんな「時代遅れ」であるはずの城が明治時代の戦争で役立った城がある。それが今回紹介する熊本城である。

 まあ、あまりウンチク垂れ流してもしょうもないので、撮影した写真をひたすら載せよう。詳しいことは各自調べてね。
DSC00759_1.jpg
 この画像は去年熊本いりした時の最初の写真。明日から見て廻ってやるぞ!とテンションあがって撮ったもの。

須戸口門_1
 その翌日、朝から菊池市を訪問し、午後戻るとまだお城が閉まるまで1時間以上あったので軽く廻ってみた。画像は熊本市役所から坪井川にかかるうまや橋を渡ってすぐの須戸口門。ここからかの有名な長塀がはじまる。
長塀_1
 長いねぇ~。別アングルからだと・・
DSC00969_1.jpg
 やべ、車列の方が長い絵だね。

平御櫓_1
 門の上には平御櫓が・・
平御櫓の裏から_1
 後からみるとこんな感じ。門を後にして右手に「肥後六花園」を眺めつつ「竹之丸」にさしかかる。
竹之丸から_1
 う~ん、岩また岩ですな。日本の山城を見慣れているとまるで異国の城のようです。秀吉の朝鮮出兵はろくなもんじゃないけど、築城技術と製陶技術に関しては後世に影響を与えましたね。
DSC00840_1.jpg
 巨岩の間を抜けつつ登っていくと・・
観光写真的な白黒
 右手前に「二様の石垣」と中央に大天守がみえますね。この方向だと小天守が見えません。
二様の石垣_1
 別アングルからです。「二様の石垣」の上に再建された本丸御殿が鎮座しております。

 本丸は後の楽しみにして、「飯田櫓」を観にいきましょう。
飯田丸五階櫓_1
 これは「竹之丸」を登る前に下から撮影したもの。
飯田丸櫓の裏から_1
 登って後ろからはこんな感じ。靴を脱いで見学可能です。
奉行丸_1
 飯田櫓の上からは堀と道路を隔てた向うに「奉行丸」がみえます。

DSC00941_1.jpg
 あらためて大天守を見上げると・・かっこいいですねぇ・・。その日はそれ以上近づかずにお城を後にしました。
DSC00868_1.jpg
 この門はたしか「不開門」だったはずです。
DSC00871_1.jpg
DSC00873_1.jpg
DSC00874_1.jpg
 このように石垣を眺めながら降りてくるとお城の敷地内にある「熊本大神宮」の近くまで来られます。

 さてその翌日。
二重の宇土櫓
 前日に内部を見た飯田丸五階櫓を外側から眺めることから始めた。備前堀の水面に映る櫓がまた美しいね。

DSC00913_1.jpg
 飯田櫓を右後方に見つつ、「行幸坂」を登っていくと左手に「南大手門」が出迎えてくれる。ここを潜ると「奉行丸」や「西出丸」に出られる。西出丸には・・
DSC00916_1.jpg
 別の長塀が・・でも裏側から。
有名な・・
 表から見るとその長大な様子がよくわかる。ここからしばらくお城を離れて二の丸広場の向うにある県立美術館や熊本博物館を見学。美術品を堪能した後、お城見学に復帰。
DSC00929_1.jpg
 二の丸御門跡をのぼり、城に向かうと・・
DSC00930_1.jpg
 かくも壮大な景色を堪能できる。手前の櫓は「戌亥櫓」 この堀は下に降りられるのでいってみよう。
DSC00921_1.jpg
 サッカーコートが何面もとれそうな広大な敷地だ。ちなみに西南戦争で熊本城は薩摩軍に焼かれるが、役人や兵士の家族らはここに避難したという。
DSC00923_1.jpg
 「戌亥櫓」をあおって撮ってみた。
DSC00924_1.jpg
 いいなあ・・。

 また堀を登って北大手門方向からお城に接近する。その手前には・・
DSC00935_1.jpg
 加藤清正公を祀った「加藤神社」がある。熊本市民の清正公好きはたいへんなものだ。

飯田櫓
 北大手門から入ると「宇土櫓」が見えてくる。この櫓は清正公のライバル関係にあった小西行長の「宇土城」の本丸を使って建てたという伝承が残っているが、近年の考古学調査でそれは否定されたようだ。
宇土櫓_1
 本丸側からみた宇土櫓。ここも内部見学可能。
宇土櫓から_1
 宇土櫓上から眺めた二の丸広場方向です。左右が歪んでいるのはパノラマ撮影によるデジタル補正のためご笑納のほどを。

DSC00861_1.jpg
 同じく宇土櫓からの大天守と小天守。

石落とし_1
 櫓の床にはこんな「石落とし」が設けられております。

DSC00949_1.jpg
 やっと到着しました。大天守から入ります。
DSC00948_1.jpg
 手前が清正公お手植えと伝わる「大銀杏」です。城の中にはかつてこのような食糧に転用可能な植物が植えられ、また沢山の井戸も掘られていました。朝鮮でろくに食糧も持たないまま、苛烈な包囲戦を経験した清正公ならではの配慮です。

DSC00947_1.jpg
 天守閣の中の展示物などは撮影不可なので撮っていません。そのかわり・・

DSC00866_1.jpg
 大天守から見下ろした小天守。
DSC00865_1.jpg
 小天守から見上げた大天守です。

大天守と小天守
 どこから見ても美しい城ですねぇ・・。

武者返し_1
 この反り返りは「武者返し」といいます。そういえば熊本銘菓に「武者返し」がありますね。都内ですと、有楽町の「熊本物産館」で馬肉や辛子レンコン、球磨焼酎などといっしょに購入可能です。

 ここからは熊本城周辺の銅像を紹介しましょう。
DSC00889_1.jpg
加藤清正公・あおり
 こちらは熊本市内を見下ろす本妙寺山上にそびえ立つ「加藤清正公」立像。作者はお馴染み北村西望先生。同じものが都内・吉祥寺の井の頭公園でも見学できます。熊本に来て見ることをオススメしますが。でも石段はキツイでよ!
DSC00896_1.jpg
 熊本市内の眺望です。四角で囲ったところが熊本城ですね。

DSC00900_1.jpg
DSC00905_1.jpg
DSC00907_1.jpg
 こちらは熊本城近く、三角公園内にある清正公像。作者は高藤鎮夫先生。似たものをよそで見たことある気がするな・・と思い出すと。
DSC01954_1.jpg
 あれ?ちっちゃくなっちゃった。これは名古屋市中村区にある妙行寺境内の清正公像。同じ高藤先生が作者です。

DSC00877_1.jpg
谷干城将軍
DSC00879_1.jpg
 こちらは熊本城に隣接した高橋公園内にある「谷干城将軍」坐像。作者は朝倉文夫先生です。朝倉先生は他に有楽町・国際フォーラム内の「太田道灌公」立像で有名ですね。高橋公園内にはこんな銅像も・・。

横井小楠先生と愉快な仲間たち
DSC00876_1.jpg
 こちらは「横井小楠と維新群像」、幕末の思想家・横井小楠とその影響を受けた人々ですね。左から「坂本龍馬・勝海舟・横井小楠・松平春嶽・細川護之」ですね。作者は石原昌一先生です。

 熊本市役所前にこんなオブジェがありました。
DSC00966_1.jpg
 「空相 くまもと」、作者は関根伸夫先生という方のようですが、どうみても清正公の「長烏帽子形兜」にしかみえません。先生の作製意図は調べていないのですが、どうなんでしょ?

 熊本城は加藤清正公が前述のとおり朝鮮での苛烈な包囲戦を経て築かれた城です。朝鮮出兵以前にも石垣を用いた城郭は存在しますが、大陸・朝鮮式の城郭を見なければかくも堅固な城郭は存在しなかったのではないでしょうか?そしてそれは清正公が築城に関わった江戸城や名古屋城にも通じています。
 その熊本城が270年もの時を経て、西南戦争という近世日本の大内乱で活躍したのは大いなる歴史の皮肉ですが、現世の我々はその美を堪能できます。壮大な時の流れを感じながら・・ここで熊本城レポートは終了ですが、熊本に行くか行かないかはあなた次第!

 ではまた次回!あー、馬肉喰いてぇ・・。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

このレポートで断然、熊本行きたくなりました!
天下の城ですね。
小さい頃に熊本城行ったのですが、銅像の記憶が少ししかないんですね。
本当に行きたい。

Re: No title

 そのように思っていただければ書いたかいがありました。別に熊本に関わりはなく、ただただ熊本城が好きなだけでレポートをまとめただけなので。

 既刊の城郭の本など写真や図が足りないなと常々感じていたのでこれだけ紹介できて自己満足におちいっております。

 また越後には出かけたいと思います。広い所ですからね。
プロフィール

サムライ銅像研究会

Author:サムライ銅像研究会
歴史と銅像と芸術が大好きなあまり、日本各地を東奔西走する銅像・史蹟ハンターである。神出鬼没なため、脈絡無しのブログ更新を続ける。掟はただ一つ!「死して屍拾うものなし!」昔の時代劇の決め台詞だけどね・・皆さん、見てやあ!
 最近、キューピーに侍の装束を着用させる遊びをやっております。「武者ピー」と呼んで可愛がってやぁ~!以後は「キューピー甲冑師」とも名乗ります。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。