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遠州・掛川城探訪記

 2011年初のお城探訪に遠州は掛川城を選び、行ってみた。すばらしい好天であった。

掛川駅
 という訳で降り立ったのはJR掛川駅。木造駅舎が素敵だ。NHK・BSでそんな駅舎を訪ねる番組があったな・・。

二宮尊徳1
二宮尊徳2
 駅前広場には「二宮金次郎」像が建っております。銅像としてはあまりに定番ですが、最近ではあまりみかけませんね。ここ掛川では二宮金次郎の教えを受けた土地の有徳者により「大日本報徳社」が設立。市内には他にも二宮金次郎が沢山建てられているようだ。どうも10近くあるようなので、他は報徳社のホームページで確認していただきたい。
 しかしこの金次郎、オールバックやね・・崩れかけたリーゼントぽく見えてわろた。

 その後、掛川駅北口から5分も歩けば掛川城が見えてくる。
掛川城全景
 天守閣は平成6年に市民の尊い献金などから再建。こぶりながらも見目良い天守閣である。新幹線や東海道線からいつも見て気になってたんだよねぇ・・・。

 まずは城の周囲を散策。姫路城や熊本城ではこうはいかない。すぐ近くの掛川市立図書館に行くとこんな建物が・・・。
報徳会図書館
 大日本報徳社が市民に開放していた図書館の建物であった。昭和2年の建物らしい。渋いな・・。

大日本報徳会
 大日本報徳社の本部もある。

 目の前にある図書館で掛川の歴史を書いた本を閲覧した後、再び表に出ると隣接した駐車場の一角に残念な光景が広がっていた・・。
銅像台座
 それがしのような銅像・史蹟ハンターにとっては銅像のない台座はなんとも心すさむ光景である。近くの説明版や台座裏の銘板を読んでみると「杉浦五兵衛」は土地の有力者で明治、国会が創設された際、議員として選出。長く議員として国政や地元に貢献して衆院議会の副衆院議長にまで勤められたとのこと。銅像自体は戦前の物資供出により戻ることはなかったようだ。
 台座だけというのは見ているだけで空しい。いっそ撤去してほしいが、地元の方々が「台座だけでも・・」と思われているのならやむをえないことだ。

 気分を取り直して、近くの丘へと歩をすすめる。

龍華院参道
 この坂を登ると龍華院大ゆう院霊屋へと至る。「大ゆう院」というと江戸幕府三代将軍・徳川家光公の戒名ではないか。
大ゆう院霊屋
 なんでも掛川の領主が幕府に願い出て家光公の御霊屋を作られたそうだ。どうもそれには、跡継ぎのいなかった大名が養子を斡旋してもらうために時の将軍におもねったようだ。家の存続に全てをかける当時の武士の心境が窺い知れるものだ。
霊屋の装飾
 日光には及びもつかないが、装飾が施されている。

 さて、この丘は元々の掛川城が建てられていた。その当時は「懸川」と書いたようだ。お堂の周囲にはかつての城の縄張りを想起させる遺構もある。
旧・かけがわ城の堀切
 この画像ではすこしわかりづらいが、深さ7~8メートルの堀だ。お堂のある手前が旧・懸川城の本丸の存在したところ。
子角山説明板
子角山からの眺望
 高さはそれほどではないが、周辺にも高いところは少ないので見通しはいい。ふもとは小学校だ。

 また、市内の南側には高天神城や横須賀城など徳川・今川・武田の抗争が繰り広げられた最前線の城跡が存在する。車で行ったほうがいいだろう。

 そろそろ掛川城へと向かおう。
三日月堀1
三日月堀2
 お城の前には発掘された三日月状の堀が復元されている。他の城ではあまり見かけたことがないめずらしい形だ。自然の沼や池を利用したのだろう。

そろばん堀1
そろばん堀2
 こちらは明らかに人工的な形だ。底を凸凹にすることで渡りづらくさせたのだろうか。

掛川城へ
 入り口で400円払う。天守閣や隣接した本丸御殿、二の丸美術館にも入れるセット券なので、天守閣だけなら200円だった・・かな?

霧吹井戸
 木戸を潜ると背後に井戸が出迎えてくれる。この井戸には「霧吹き井戸」という伝説がある。徳川家康が城にこもる今川軍を包囲した時、井戸から霧が吹きだし、あっという間に城を包み込んでしまった。家康は仕方なく撤退したという・・結局は落ちたわけだが、謎めいた話だ。

軒唐破風と火燈窓
 天守の特徴として、突き出た部分に唐破風・火燈窓(格子のはめられた窓)があり、最上部には外側を巡る廻縁や高欄が設置されている。大坂城にならったものだ。

掛川城東
 天守東側の眺望。下の平屋が御殿だ。

掛川城南
 天守南側の眺望。山を越えた先に遠州灘が広がる。

掛川城西
 天守西側の眺望。中央を流れる逆川(さかがわ)は改修工事を終えているが、この川の流れを利用して掛川城は縄張りされている。空が青い・・。

山内一豊1
山内一豊2
 城内に山内一豊公のミニチュア・ブロンズ像があった。これの大きいものが高知県高知城内にある。

掛川城天守閣
掛川城魚眼
 駆け足で巡ったが、ハイキングにはちょうどいいコースである。暖かくなったら弁当持参で出かけるといいだろう。

 ではまた次回!
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プロフィール

サムライ銅像研究会

Author:サムライ銅像研究会
歴史と銅像と芸術が大好きなあまり、日本各地を東奔西走する銅像・史蹟ハンターである。神出鬼没なため、脈絡無しのブログ更新を続ける。掟はただ一つ!「死して屍拾うものなし!」昔の時代劇の決め台詞だけどね・・皆さん、見てやあ!
 最近、キューピーに侍の装束を着用させる遊びをやっております。「武者ピー」と呼んで可愛がってやぁ~!以後は「キューピー甲冑師」とも名乗ります。

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